発泡スチロールとは|埼玉県の大和化学工業株式会社は、発泡スチロール成形・加工メーカーです。

大和化学工業株式会社

発泡スチロールとは

発泡スチロールの概要

一般に広義で発泡スチロールと呼ばれているものには、製法・用途の異なる3種類のものがあります。

EPS

発泡スチロール又はビーズ法発泡スチロール
用途:農水産容器・機器の緩衝材など

PSP

ポリスチレンペーパー
用途:食品トレーなど

XPS

押出ボード
用途:建材関係(床材、壁材、耐震補強材)など
※弊社で自社成形をおこなっております製法はEPSです。
概要
発泡スチロールは、合成樹脂素材の一種で、気泡を含ませたポリスチレンです。
また、スチロールとはスチレンの別名です。
ポリスチレンを微細な泡で発泡させ硬化させた素材であり、軽量かつ断熱性に優れ、また極めて成型や切削しやすく、安価で弾力性があり衝撃吸収性にも優れているので、破損しやすい物品の緩衝材・梱包材として用いられる他、断熱性を利用して保温・保冷が必要な物の断熱に使用されています。
ポリスチレンは炭化水素なので、燃やすと水と二酸化炭素になります。常温・大気中で燃焼させると、不完全燃焼を起こし大量の煤を発生させやすいです。
歴史
1950年にドイツで発明され、日本では1959年より生産が始まりました。
性質
断熱性が高い(断熱材としての利用)
軽量
耐衝撃性が高い
白色(顔料を素材に混ぜ込むことで着色は可能)
耐熱性は低く、約90ºC
燃えやすいが、難燃剤を添加して改良可能
耐水性が高い
製法

EPSの顕微鏡写真

ビーズ法発泡スチロール (EPS)は、ポリスチレンを、主にブタン・ペンタンなどの炭化水素ガスで発泡させて製造されており、具体的には、直径1mm程度の細粒状ポリスチレンであるポリスチレンビーズに炭化水素ガスを吸収させ、100ºC以上の蒸気を当てて樹脂を軟化させると共に圧力を加えて発泡させます。発泡したビーズ同士は融着し合い、冷却時に様々な形状となって発泡スチロールとなるのです。
EPSの発泡率(発泡過程で膨張する割合)は約50倍である。発泡後は、容積の95〜98%が炭化水素ガスです。
加工
ポリスチレンは耐熱温度が約80〜90ºCなので、それ以上加熱すると軟化・融解し、ほとんどのEPSは、発泡時に金型内で加熱成型され、最終製品か、汎用の板材などに加工されます。
軟らかく、熱で容易に融けるため、汎用の製品は刃物や電熱線で切削して、任意の形に加工することが可能です。
リサイクル
ゴミとしては、省資源で大量に生産できるという特長が、逆に無駄に嵩張るため、処分費用の高騰に伴い問題となりましが、これを受け同素材の製造業界団体や、これらを大量に商品を載せて販売していた大手百貨店・スーパーマーケット等では、資源としてのリサイクルを模索し、近年では使用後に回収された発泡スチロールを、溶剤や高熱で再加工し、資源として再生したり、燃料として利用しています。
日本国内ではデパートやスーパーマーケットに食品トレイの回収箱を置き、消費者から集める運動も盛んになりました。
また加熱による再加工プラントでは、ある程度大規模な設備が必要ですが、再びポリスチレンビーズに戻して別の発泡スチロール製品の原料としたり、あまり強度や耐熱性を要求されないプラスチック製品用の原料を生産しており、発泡スチロール再生プラスチックで、ビデオテープカセットや文房具(ボールペンの軸など)などが生産されています。
その一方、従来は燃焼させると高温でよく燃え過ぎるため、焼却炉を傷めるとして、地方自治体のゴミ処理施設では厄介物扱いされていたが、近年ではダイオキシン対策として高温型の焼却炉が普及していること、また、RDF発電施設などの設置が進められており、生ゴミの燃焼力を高めるために廃プラスチックや廃発泡スチロールを混ぜることも多くなりました。

発泡スチロールの特徴

【1】断熱性
空気を沢山含むから保温性、保冷性に最適!!
冷たい物は冷たいまま、温かい物は温かいまま、新鮮さを保ちます。
【2】緩衝性
最適なクッション性と強度を持つため、包装材や緩衝材に最適!!
輸送中に壊れやすい部品や精密機器を守ります。
【3】水を通さない
発泡スチロールの中の独立した気泡が皮膜の役割をして、水や湿気をシャットアウトします。
【4】軽い
98%が空気(約50倍時)だから非常に軽量。製品をラクラク運ぶことが出来ます。
【5】成形しやすい
いろいろな金型通りの形になり、低倍率から高倍率まで用途に適した成形が出来ます。
空気を沢山含むから保温性、保冷性に最適!!
冷たい物は冷たいまま、温かい物は温かいまま、新鮮さを保ちます。

特性を活かした製品

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