発泡スチロールの成形面積について|大和化学工業株式会社の発泡スチロール成形の豆知識です。

大和化学工業株式会社

発泡スチロールの成形面積について

成形面積とは、金型面積に対して製品が何面取り付けられるかと言う事になります。
また、金型の構造上、製品と製品の間隔は金型の厚み8mm+蒸気室が必要となるため、最低40mmの確保が必要となります。
※形状や発泡圧により金型の強度が必要となる場合は、厚みに変更が生じます。

例:4ヶ取り(4面取り)の場合

4ヶ取り(4面取り)の場合

例:6ヶ取り(6面取り)の場合

6ヶ取り(6面取り)の場合

弊社にて可能な成形面積はタイプA、B、C@、CA、Dの通りとなります。

・タイプA:成形面積:400×300×150H
      小ロット生産に適しており、上記サイズ以下の金型製作も可能で、
      様々な形状の対応が出来ます。

・タイプB:成形面積:420×570×200H
      小ロット、中ロットの生産が可能です。
      小さい製品や低倍率(発泡密度が高い(硬い))成形品に適しております。

・タイプC@:成形面積:740×540×200H
       小ロット、中ロットの生産が可能です。                          
       産業用緩衝材、薬品保冷箱、部品トレーの成形品に適しております。

・タイプCA:成形面積:740×540×200H(240H)
       小ロット、中ロットの生産が可能です。
       産業用緩衝材、ヘルメット、部品トレーに適しております。
       タイプC@の製品高さは200Hまでですが、240Hまで可能です。
       形状に依っては金型パーティングラインの変更が可能で、
       オーバーハングにより800×600まで成形面積が拡大出来ます。

・タイプD:成形面積:1230×1030×350H
      大ロットや大きい製品の成形が可能です。
      建築資材、農園プランター、トレーに適しております。

例えば、外寸150mm角(150mm×150mm)の製品を下記のタイプB、
タイプC@、タイプCAにて金型取り数(面付け)を考えますと、
下記の様になります。
タイプBは6ヶ取り、タイプC@は8ヶ取り、タイプCAは12ヶ取りとなります。
タイプの選択は、生産数量や形状、パーティングライン等により異なり、金型費も変わりますので、その都度、説明をさせて頂きお客様の利点を優先し提案をさせて頂きます。


タイプB
成形面積:420×570×200H

タイプB 成形面積:420×570×200H

space
タイプC@
成形面積:740×540×200H(240H)

タイプC@ 成形面積:740×540×200H(240H)

タイプC@の材料充填口は側面(横)、タイプB材料充填口は背面(底)のため、中心(グレー)部の面積は使用できません。
space
タイプCA
成形面積:740×540×200H(240H)


タイプCA 成形面積:740×540×200H(240H)

成形面積はタイプC@と同じで、充填口はタイプBと同じですが、主に製品高さが低い(薄い)製品に適しております。
タイプB及びタイプCの材料充填口は最大で12ヶ取りとなります。
このため、成形面積の計算上、20ヶ取りが可能場合でも、金型構造や成形機の仕様上、
材料充填口に制限があるため、最大で12ヶ取りになる場合があります。
また、製品によっては1ヶに付き材料充填口は2ヶ必要な場合は6ヶ取りになる場合があります。


お気軽にご相談下さい。お見積りは無料です。

PageTop