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発泡スチロールなどの緩衝材の種類と役割とは

質問 最近仕事で発送作業をする機会が多くなっていて、緩衝材として発泡スチロールなどを使用しているのですが、緩衝材にはその他にどのような種類があるか教えて欲しいです。
併せて、商品を守る以外の緩衝材の役割も知りたいので、分かりやすくご回答いただけるとありがたいです。

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緩衝材には水漏れや湿気から商品を守る役割もあります

緩衝材を梱包材として利用する目的は、ご存知の通りに対象の商品を守るためです。
発泡スチロールを代表として、ほとんどの緩衝材はクッション性に優れています。加えて、緩衝材には箱の隙間を埋める役割も担っています。
どんなにクッション性に優れていても、箱の中がスカスカだと、配送中に商品が箱の中を動き回って損傷を負う可能性を高めてしまいます。しかし、緩衝材によりできるだけ隙間を埋めてあげれば商品がしっかり固定されて、それが損傷を防ぐことにつながるのです。
緩衝材を使用しないで箱を小さくするという方法もありますが、商品に合わせて複数の箱を用意した方がコストは高くなってしまうケースもあるので、緩衝材を使用することで配送コストの削減することもできるのです。
あまり気づいていない人も多いようですが、緩衝材は水漏れや湿気から商品を守る役目も担っています。以下で詳しく紹介しますが、緩衝材には水に強いものがたくさん用意されています。
発泡スチロール以外で有名な緩衝材としては、気泡緩衝材が挙げられます。プチプチと言った方が分かりやすいと思います。エアーパッキンとも呼ばれていて、ビニール製なのでグルグル巻きにすれば水にも強く、空気を閉じ込めていることからとても軽くてクッション性にも優れています。
シート状になっているため、大きさを自由に変えられるので使い勝手も非常に良いです。ガラス製品や陶器などの割れ物を包むには最適で、何重にも巻くと軽く投げつけた程度ではビクともしないほど強固な耐久性を持たせることもできます。デメリットは、紙などで包むよりも厚みが出てしまうことくらいです。
シート状の梱包材には発泡シートもあります。見た目は発泡スチロールが薄くシート状になったようですが、実際には発泡ポリスチレンが使われていることがほとんどです。
とても軽くて柔らかいことから、複雑な形状の商品を包みやすい特徴があります。気泡緩衝材より薄いのでクッション性にはそれほど優れていなくて、ガラスなどを梱包するには不向きです。
最近よく使用されている緩衝材が、エアークッションやエアーピローと呼ばれるものです。ビニールに空気が入った枕のような形をしていることが名前の由来で、1個ずつ独立しているものやつながっているものなどのいろいろな形状が用意されています。
これは気泡緩衝材や発泡シートのように商品を包むのではなく、箱の隙間などに入れて使用されています。
バラ緩衝材とは、まるで繭のような形をした緩衝材で、ポリエチレンなどで作られています。軽量で高いクッション性を誇り、エアークッションと同じく隙間を埋める目的で使用されますが、小さいことから複雑な形の商品の隙間を埋めやすのが大きな特徴です。
発泡ポリウレタンとは、見た目がスポンジのような緩衝材で、こちらも軽量でクッション性に優れています。表面が柔らかいのが特徴で、CDの緩衝材としてよく使用されています。コスト面で高額な点と、形が変えられないことがデメリットです。
紙製緩衝材とは、その名前の通りに紙で作られた緩衝材です。再生紙を使用したものが多いことから価格が安いのが特徴です。厚みを出さないで商品を包んだり、丸めて箱の隙間を埋めたりなど、使いやすさにも優れています。
ただし、紙ということでクッション性は他の緩衝材と比べるとかなり劣り、水にも弱いことから冷凍品などの梱包材として使用することはほぼできません。
巻き段ボールとは、その名の通りに段ボールを薄く柔らかくした緩衝材です。発泡シートより強度があり、大型の家具や絵画を包むときなどによく使われています。
フィルムとは、見た目はラップのような透明なフィルムを使用した緩衝材です。主に段ボールなどの硬い資材と一緒に使用されています。パソコンなどの精密機器を輸送するときによく使用されていて、クッション性はほぼありませんが、強力に商品を空中に固定することが可能で、落下の衝撃にも耐えることができるのが特徴です。
このように、緩衝材には非常に多くの種類があって、取り扱う商品によって使用すべきものが変わります。家具や家電などの大型で重量のあるものには、できるだけ強度が高くて固定できる緩衝材が向いています。
食器類などの衝撃に弱く小型のものには、シート状でクッション性のある緩衝材が向いていて、それに加えて箱の隙間を埋めるものも必要になります。
冷凍食品などには耐水性に優れた緩衝材が必要になるなど、状況に合わせて最適な緩衝材を選ぶ必要があるのです。

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