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Q

発泡スチロールはどのようにして造形されているの?

質問 発泡スチロールはどのようにして造形されているのか知りたいので、ご回答をよろしくお願いいたします。
さまざまな容器にも使用できて、軽くて持ち運びにも便利ですが、発泡スチロールにはどのような特性があるかも教えて欲しいです。
梱包材として今後利用することを考えているので、その他にも発泡スチロールについての情報があれば何でもよいので知りたいです。

yajirusi

A

70年以上さまざまな用途に使用されてきました

発泡スチロールの原料は直径1mm程度のポリスチレンの粒(ビーズ)で、それを蒸気(スチーム)で加熱して約50倍に膨らませて製造されています。
原料であるビーズはわずか2%しか使用されておらず、98%が空気でできています。これが発泡スチロールの軽さの理由です。
発泡スチロールは石油から作られたプラスチックの一種であり、石油から精製されたスチレンモノマーを水中でかき混ぜると小さなツブとなります。そこに発泡剤を加えることにより、原料となるビーズがつくられます。
原料ビーズは直径0.3〜2mmほどの大きさで、そこに含まれる発泡剤が膨張させると膨らむ役割を果たしています。原料ビーズに蒸気をあて膨らませる工程を予備発酵と呼び、最終的には好きな形にするために金型に入れて成形して製品化されます。
発泡スチロールには軽さの他にも、「断熱性」「緩衝性」「省資源性」「耐久性」「リサイクル性」「加工性」など多くの特性があります。
発泡スチロールは発泡ビーズの集合体であり、各々のビーズは小さな空気の部屋で構成されていて、各気泡では空気の対流が少ないため熱が伝わりにくくなります。これが高い断熱性を持つ理由です。
緩衝性についてはご存知の通りで、石油由来の原料2%であることが省資源性の理由です。
発泡スチロールは紫外線にさらされない限りは半永久的に形状を保持することができ、熱を加えるだけで容易に再生原料として生まれ変わることが、リサイクル性に優れている理由となっています。
カッターなどですぐに加工できることが、加工性に優れている理由です。
発泡スチロールは1950年にドイツで開発されてから、これまで70年以上にわたりさまざまな用途に使用されてきました。日本で国産化されたのは1959年からで、60年以上の歴史を持っています。
CO2削減やリサイクルなどの環境問題に対しても、「低炭素社会」「循環型社会」を両立させる環境にとても優しい素材として、持続的発展が可能な社会の実現へも貢献しています。

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